日本に住んでいると,まず,トイレで困ることは無い。コンビニへ入れば綺麗なトイレが使えるし,そのコンビニがいたるところにあるので,今まで困ったということはあまりないです。
ところが,パリは大違い。まずこれでカルチャーショックになります。なぜこんなに綺麗な町並みが続いているのに,トイレ事情が悪いのかと。写真は綺麗なトイレです。もちろん自分が1週間ほど泊まったトイレなので,清掃も行き届いています。最初,水を流すスイッチが分かりませんでした。後ろの○が二つ重なったようなところを押すとちゃんと流れます。ただ,日本にように温水洗浄便座付きトイレなどという高級なものは皆無です。
町歩きをしていて,トイレに困ります。そう言うときには,デパートのトイレを借りるか,喫茶店のトイレを借りるのが定番でしょう。町の中に公衆トイレもありますが,数も少ないです。
地下鉄に乗る前,つれが駅のトイレに入ろうとしたら,入り口のところで,どう見てもアラブ系の女性が通せんぼする位置に座っているのですが,ここで紙を売っているのです。日本円で50円とかそんな値段ですが,ペーパーを5回くらい折りたたんだ少量を渡されたとのこと。そして入ったトイレは便座が無かったということです。どうやって使ったか?ご想像の通り,エアー便座ですよ。腹筋が鍛えられること。
帰りのシャルルドゴール空港のトイレです。ちょっと便器が日本とは違いますね。さて,ここに来て,用を足そうと思ったのですが,大人用の便器の高さが高すぎるのです。どうせこっちは足の短いアジア人ですよ,悪かったな。おしっこするのに放物線を描くように便器に向かってしようかと思いましたが,そうなると,終わり頃になって必ず下に垂れるなと考えました。回りに人が居なくなったタイミングで,気兼ねなく左の子供用を使いましたよ。
とにかくパリではトイレをどうするかということを常に頭の片隅に置きながら,町歩きを楽しんでください。ルーブル美術館とかベルサイユ宮殿とかは問題無く大丈夫ですよ。