任天堂のトランプ(長文)

任天堂の旧社屋を改装してホテルにし,4月から1泊10万円で泊まれるというニュースを見ました。10万円というのもすごいけれど,写真を見ると,すごい社屋だったのが分かります。

 任天堂って,元々はというか今もだけれど,トランプや花札などを売っていた会社です。それは私が子供の頃から変わっていません。

 今でも思い出すことがあります。小学校5年生ぐらいのころだったと思います。任天堂のトランプを買った人で,包み紙を送ると抽選でトランシーバーが当たるという懸賞があったのです。締め切りが12月31日でした。たまたまトランプを買ってもらったのが12月30日で,私はそのことを思いだし,ダメ元で包み紙を送ってやりました。たぶん消印有効だったのではないでしょうか。

 1月の今頃だったか。ラッキーなことに当選したのです。今でもその時の光景を思い出します。4つ下の弟が,「おんちゃん(お兄ちゃん)トランシーバー当たった~」と玄関のところで叫んでいました。締め切りぎりぎりで出したのに幸運でした。

 ただ,話にはまだ続きがあるのです。兄弟でトランシーバーをもって遊んでいたのですが,弟が玄関で転んで,トランシーバーの片方を壊してしまったのです。たぶん当選してから1日も持たなかったのではないかな。それをどうしたかというと,たぶんおふくろだったように記憶してますが,事情を書いて壊れたものを任天堂に送ってやったのです。

 何日かして無事に戻ってきました。もちろんきちんと直っていました。たぶんお金は請求されていないと思います。

 いい時代でしたね。任天堂は,その頃から子供たちに夢を売る会社でした。うちの子供も小学生の頃,スーパーファミコンを使っていましたが,あれからずっとお世話になっていたことになりますね。

任天堂のwebページを見てみたら,まだトランプは売っているようです。たまに買ってみようかな。

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