昼休みに,40分くらい近くの鶴ケ谷団地を散歩している。このお宅のお庭は素敵だなとか,この家の造りはどうなっているんだろうとか,いろいろ思案しながら歩いているわけである。
ところで,もちろんお昼の時間帯だから,子供の姿はないのはわかるんだけど,それを差し引いてみても,団地の中は静かなのである。人通りもまばらで,車も少ないから,散歩には最適なのだけれど,いろいろと気づくことがある。
ここのお宅は,明らかに空き家になっていると分かる家もあり,ぽつぽつと平地が目立っていたり,そんな平地に新しい住宅が建てられていたりと。思うに,自分が就職した頃には,すでにこの団地は出来上がっていたから,きっと土地を購入し,家を立てて住み始めた人たちは,団塊の世代というか,私よりも10年から20年くらい先輩の世代なのだろう。うまく世代交代できていればいいけれど,子供も住まなくなると,どうしても老人だけの世帯となってしまうのだろう。
一方で,今自分が住んでいる団地は,まだまだ新しい団地で,どちらかというと若い働き世代が多い。10年ほど前に引っ越してきたんだけれど,団地の中では,我々はすでに老夫婦的な世代になっている。鶴ケ谷も子どもたちが多かった頃は,学級数もたくさんあったのだろうけれど,今はだいぶ教室も空いているようだ。一方うちの学区の小学校は,校庭にプレハブも立っていて,子供の数も今のところ伸びているようである。団地というものは。家の耐用年数ともかかわるのだろうけれど,いいところ40年くらいが限界なのだろうか。