君が去ったホームに残り、落ちては溶ける雪を見ていた…
愛子時代の同僚が、この春に退職し台湾へ向かうことになりました。彼女は愛子が錦ケ丘に別れた年、日本人学校の教員として三年間、台湾で勤めました。
その台湾で伴侶に出会い、ご結婚されたということです。愛子開校一年後から、新設校を支えるために頑張った一人でした。
来週に出国を控えて忙しい時期に、当時の校長だった私のところまで、わざわざご挨拶にきていただきました。
たくさん話したいこともありましたが、時間が取れずに申し訳なく思いました。
彼女を見送る時に、季節外れの雪が舞っていました。なんでこのタイミングにと思いましたが、きっと別れの名残を惜しんで、私の気持ちを表してくれたのだと思います。
さようなら。向こうでも元気でいて下さい。