秋田の高校生の活躍に思うこと

金足農業高校の子どもたちの活躍に、どれほど秋田県民は力をもらっていることか。学力の秋田と言われてみても、実際に少子化で学校の統合が進んでいる現状、そして、大人になっても、思うように仕事に就けないとか、たくさんの問題を抱えていることも事実だろう。

そういう自分も、40年余り前に、故郷を出て、大威張りで秋田県人とは言えないながら、それでも故郷の活躍を耳にすると嬉しいものだなあと、つくづく感じた。

明日は勝てないかもしれないけど、これだけ多くの人の心を動かしていることに、大きな意義がある。全国から優秀な選手を集めているわけでもなく、県立の普通の高校なのだ。うちの実家が隣町なので、冬になると鉢植えのシクラメンを安価で売りにきている実直な子どもたちの姿を自分も見ていた。近隣の農家の子どもたちが通っている本当に真面目な学校なのである。

それが県民には分かるから、あのような大騒ぎになっているのだろう。日本人は判官贔屓だから、きっと相手校もやりづらいだろうな。暑くて災害も多くあった夏だったけど、明日の両校の頑張りにエールを送りたい。

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